[st-kaiwa5]マレーシアに行ってみたいんですけど、治安は大丈夫ですか?[/st-kaiwa5]
[st-kaiwa2]日本より安全とは言えないけど、注意すれば安心して生活できるよ[/st-kaiwa2]
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- マレーシアの治安全般、犯罪件数について
- マレーシアでの実際に体験した犯罪事件・事故例
- マレーシアでの防犯対策例
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マレーシアで生活していると日本に帰国した際に現地の治安について、よく質問を受けます。
移住人気と共にマレーシアに数ヶ月の短期滞在をする人も増えています。
しかし、ホテル暮らしや数ヶ月程度の滞在では、マレーシアの本当の治安を把握することは難しいと感じます。
今日は、日本のテレビ番組や移住斡旋業者が、決してお伝えしない現地の治安実態について、私や駐在員の同僚、現地の日本人友達が実際に体験した事故、事件についてお話ししたいと思います。
対策についてもお話ししますので、参考にして下さい。
マレーシアの治安全般について
マレーシアは治安が良いと表現する人がいますが、統計的には間違いなく日本よりは治安が悪いので注意が必要です。
ただ、街中で突然襲われたり、誘拐など生命に危機を感じることは、ほとんどないので注意を払って生活すれば問題はありません。
メモ
2010年 犯罪発生状況
- 殺人:マレーシアでは年間487件の殺 人事件を認知。一方、日本では、1、067件の殺人事件を認知。それぞれの国の人口一人当たりの発生率で比較するとマレーシアは日本の約2.1倍。
- 強盗:マレーシアでは年間約21, 333件の強盗事件を認知。一方、日本では4,029件の強盗事件を認知。人口一人当たりの発生率で比較するとマレーシアは日本の約24.4倍
以下、身近で起こった実際の体験談
マレーシアの治安 犯罪被害その1 車上荒らし
駐在員や在マレーシア日本人で最も被害に合う頻度が多い犯罪が車上荒らしです。
車の窓を破られ、バックや金品、パソコンなどが盗まれます。パスポートも取られた同僚もいます。
パスポートを取られた人には後日談があり、パスポートを拾ったので会わないか?と連絡がありました。
郵送を要望したら、それを拒み何か怪しい。
金品を要求するような雰囲気があり、結局、現地スタッフの進めでパスポートは諦めることにして、大使館で再発行してました。
私は、注意していたので、車上荒らしにあったことはありませんが、車を持っている駐在員の1割〜2割が被害にあっていました。
朝会社に行くと、同僚の車がシートで窓ガラスを塞いている光景をたびたび目撃しました。
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- 車内にバックや携帯電話など取られやすいものは絶対に置かない。カードや小銭などもダメ。
- レストランやコンビニに入る時も必ずバックは持ち歩く。同乗者にも伝え、持ち歩きをお願いする。
- どうしても持ち歩きが出来ない場合は、トランクルームに入れ、外から見えないようにする。
- 被害が発生しやすいエリアを把握しておく。
- 夜間は路地や暗い場所に駐車しない。面倒でもガードマンがいる駐車場を利用する。
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マレーシアの治安 犯罪被害その2 交通事故
マレーシアの道路は信号や歩道が少なく、車がスピードを出しやすいように設計しています。
道路インフラを整え、経済発展が車社会と平行して進んだため、効率化を重視し、道路が広く出来ています。
法定速度は一般道が90km/hr、高速道路が110km/hrです。
また、バイクが日常的に信号無視など無茶な運転をします。
その結果、死亡事故確率は日本の7倍です。
2018年の統計で、
日本の年間交通事故死亡者数は約4000人、人口は約12000万人。
マレーシアは交通事故死亡者数が約7000人、人口は約3000万人。
日本に換算すると年間28000人が死亡していることになります。
1000人規模の会社に勤めていましたが、残念なことに数年に一度は社員が交通事故で死亡していました。
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- できる限り、タクシー(Grab)や車を使用し、歩かない。
- あおり運転する車には道を直ぐ譲る。
- 車間距離を長く取る。
- 夜間の運転を極力避ける。
- 野生動物(猿、イノシシなど)の飛び出しに注意する。特に夜間。
- 雨季は道路が荒れる(デボット)のでスピードを落として運転する。
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別の記事で今度、詳しくお話しますが、マレーシアでは交通事故ビジネスが存在します。
事故を起こすと真っ先に、彼らが車に寄って来ます。事故を起こした人によると、自分が車から降りる前に速攻で寄って来るらしいです。
つまり、事故多発ポイントで彼らは待ち構えています。
一説によると、雨の日に彼らが、油を道路に撒くとか。。。実際2名の駐在員が雨の日にスピンして、廃車にしました。。。
彼らの目的は、事故処理の弁護士や車修理業車の紹介がメインで一回の紹介料が大卒初任給くらいの場合もあるので商売として行なっています。
怪我した場合などは、真っ先に病院への搬送するなど人命救助に役立っていることもあります。
基本的には大事故でない限り、警察は事故処理には来ません。
事故は当事者が警察に届けに行き、レポートを書いてもらい、保険請求します。
事故処理は件数が多過ぎて対応出来ないのが実情で、彼ら仲介者が役立っています。
サービスとして利用するのは悪くはないと思います。
マレーシアの治安 犯罪被害その3 窃盗・スリ・ひったくり
マレーシアで観光客が被害に会いやすい犯罪は窃盗やスリです。
ナイフを突きつけられて、金品を要求されるような強盗は日常生活ではないのですが、スマホや財布をスられるようなことは、日常的に発生します。
実例1:ホテルの朝食会場
これは出張者の話です。
朝、ホテルの朝食会場でテーブルにスマホを置き忘れ、直ぐに取りに戻ったが、既に遅し。
スマホは消え、ホテルの従業員に問い合わせたが、結局、出てこなった。
ちなみに私も行きつけの店にスマホを置き忘れたことがあります。
店主が気を利かせて、直ぐに保管して置いてくれたのでトラブルにはなりませんでした。
スマホを置き忘れて出てくる確率は半々というところでしょう。
実例2:ショッピングモールでカバンから携帯をスられた
ある駐妻さんが、クアラルンプールのブキ・ビンタンにあるパビリオンと言うショッピングモールで、エレベーターを乗っている時に、後ろの男にバックからiphoneをスられました。
小さな子供を連れており、後で子供に聞いたところ、子供は男が盗む瞬間を見ていたそうです。
子供は「怖くて言えなかった」と言っていました。
実例3:車の乗り降りを狙った強盗
自宅の前で車を降りた際に、バイク🛵が突然現れ、助手席にあったバックを助手席側のドアを開けられ、強盗された。
被害者は大きな住宅に住むお金持ちです。高級車に乗っていることもあり、狙われていたようです。
因みに彼の家は、夜間強盗に入られた際には2階の寝室につながる廊下のシャッターが自動で閉まるようになっているそうです。
1階にはメイド部屋を配置していると言っていました。
現地の富裕層はそこまでして、防犯しています。
実例4:路地でのバイクひったくり
これは出張者がクアラルンプールのブキ・ビンタンで被害に会いました。
ホテルから大通りに出ようと路地を歩いていたところ、後ろから来たバイクにカバンをひったくられました。
高級ホテルがある場所で、犯人は外国人富裕層を狙っていたものと思われます。
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- 人目に付くような場所に金品を置かない。テーブルに財布、スマホなどを置くことをしない。
- 混み合う場所ではバックは体の前に抱える。リュックサックは出来るだけ、愛用しない。
- 路地などでは女性は並べく、男性にバックを持ってもらう。現地人は、そうしている人もいます。
- 特に外国人観光客や駐在員が多いエリアには注意する。犯罪者が狙っています。
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マレーシアの治安 犯罪被害その4 空き巣
ある駐在員ですが自宅に帰宅したら、家の玄関ドアが破壊され、泥棒に入られていました。
ドアは鉄格子付きの二重ドアでした。しかし、両方とも破られていたそうです。
幸いのことにミニマリストで単身赴任だった為、金品は特に置いてなく、被害は少なかったようです。
後日わかったことですが、犯人はコンドミニアムのガードマンでした。
彼は営業で社用車が毎日迎えに来ていたので、お金のある駐在員として見られたようです。
単身赴任だったことを把握していたので、昼間は不在であることをわかっての犯行です。
残念なことに、数年に1回はこのような事件が発生し、ガードマンが全て入れ替わるようなことが起きていました。
これは住む場所(コンド)によると思いますが、ガードマンをあまり信用しないようにしてください。
彼らは賃金が低いので、自分の命を投げ出してまでガードするようなことは、ほぼありません。
基本的にはドロボーに圧力をかける抑止力でしかありません。
マレーシアの治安 犯罪被害その5 詐欺
これは出張者がよく被害に会いました。
休日に徒歩で移動中に警察官らしい2人組に声をかけられパスポートの提示を求められました。
携帯していなかったのでホテルにあると言うと、いちゃもんを付けてくる。
直ぐ近くのホテルに取りに行くと言っても聞いてくれません。
途中で、「お腹が減ったな〜」と言いながら金品を要求するような仕草をする。
直接、手からお金を受け取ることはないですが、ポケットにお金を入れるような仕草をします。
仕方がなく、日本円で1000円くらいをポケットに入れて解放されることが何度かありました。
これは本物の警察だと思っています。
その場で交通違反を小銭で解決していることはよく聞きます。
ただ、これは外国人のみが使える技のようです。
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- パスポートは持ち歩きましょう。最悪、コピーでもOKの場合があります。
- 事前に周辺の犯罪情報をホテルに聞く。
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マレーシアの治安 その他 ナイトパブでの出来事
駐在員がパブでお酒を飲んでいたところ、突然、空のビール瓶が飛んできて目の前で割れた。
彼は破片が当たってしまい、少し切り傷をおいました。
原因ですが、彼に非はありません。
実は、中華系マレーシア人(華人)の中には日本人のことをよく思っていない人が稀に存在します。
それは、第二次世界大戦時に日本軍がマレーシア内を占領し、その時に日本軍が華人を理不尽にも殺した歴史があります。
ビール瓶を投げた人は祖父を日本軍に殺されたらしく、日本人を嫌っていたそうです。
結局、その場は仲間の華人が完全に謝罪して誠意を見せたので、それで納めました。
なかなか防ぎようの無いトラブルですが、ジロジロ見られるなど怪しい雰囲気を感じた場合は、その場を立ち去るのも一つの選択肢です。
マレーシアの治安 その他 シンナー中毒
一般の人が生活する繁華街で、シンナーを吸っている人を何回か見かけたことがありました。
その前を白バイが通りましたが、見てみないふりをして通り過ぎていきます。
外国人労働者の中には、低賃金の肉体労働でストレスが溜まり、このような廃人になってしまった人が稀にいます。
発見したら、その場を直ぐに立ち去りましょう。相手にしないことがベストです。
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沢山の事例を紹介しましたが、犯罪は起こってしまってから対処するより、合わないことがベストです。
外務省の海外安全ホームページなどで事前に情報収集を行い、犯罪の手口、エリアを把握しておきましょう。
現地情報はホテルスタッフや駐在員、在住者からの情報収集がベストな方法です。
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